『20年後の春期学校』
山崎龍一(総主事)
各地区で春期学校が開催される時期ですね。私がはじめてKGK春期学校に参加したのは1983年関東地区春期学校。入学直前の0年生として参加しました。テーマは「キリスト者の社会的使命」。旧約聖書のミカ書の聖書講解でした。
教会の先輩から、「大学生になったらKGKだぞ!」と言われ、数人の先輩が入学祝ということで参加費を出してくれました。「与える生き方」を先輩から学び、自分も0年生で春期学校に行くチャンスのある学生には、卒業してからもこの「入学祝い」を、主事になる直前まで続けてきました。
そのときの春期学校の印象は、0年生(新1年生)には、大変衝撃的でした。大学生とは知的で、思索と信仰深く、そして主体的なのか!という大きな驚きでした。この経験が、自分の学生生活を一変してしまいました。小学生から続けてきたサッカーを大学でも続けるつもりでしたが、この春期学校での経験から、私は「大学に入ったらKGK」と神様に祈りました。
その祈りの結果は、余りにも大きな祝福でした。私が学生時代に二人の求道者が洗礼に導かれたことをそばで見ることができました。人が救われていくことの大きな喜びを経験しました。また、最近開かれたリーダー訓練会(当時は「学生訓練会」)にも参加し、救いの全体像などについても学ぶ機会が与えられました。また、主体的に生きること、キリスト教的世界観をもつことの大切さ。そして、「一生の友人」も得ることができました。
これも、私をKGKに誘って参加費まで出してくれた先輩の存在があったからでした。あれから20年が過ぎました。今年も春期学校が各地で開催され、20年、30年先まで深く影響を与える主の働きがあることを考えると、心が躍るようです。