『夏休み、読書しよう』
山崎龍一(総主事)
各地区で夏期学校の準備が進められていることと思います。
夏休み、本当に「忙しそう」ですね。勉強に、教会の奉仕に、KGKに、そしてアルバイト・・・、旅行などなど、有意義な夏休みを過ごしてください。

でも、この夏休み…是非、信仰良書とじっくり取り組んでみませんか。
じっくり「読む」という心の作業は、人格的影響、思想形成をもたらします。
最近、感動したことがありましたか?
試練で大きく心を揺さぶられたことがありましたか?
人生の出来事を「読む」力も、読書を通して養われます。

私は最近、『牧師の仕事』(ウィリアム・スティル著 松谷好明訳 いのちのことば社)を読みました。イギリスのKGK(UCCF)で、将来牧師を目指す学生達に語られたメッセージ集です。
「天国で与えられるはずの解決をこの地上で神が与えてくださるように求めるよりも、甘んじて、現実に、喜んで、自分の問題と格闘することの中に恵みがよりよく現れることを示して、それらを乗り越えていくこと」、また私たちの信仰生活や教会生活に言及し「(試練ではなく)教会はむしろ、富、安逸、自己満足によって息の根を止められることが多い」と語られており、とても考えさせられました。

毎日、忙しいことでしょう。しかし、しばし手を休め、心のはたらきを「読む」ことに傾けてみませんか? 心を込めて読むことは、私たちの人生を大きく揺さぶることでしょう。
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