『行事の秋』
吉澤慎也(東海地区・元関東地区主事)
秋になった。授業も再開し、キャンパスにはこの時期特有の空気が漂う。秋は何かと行事が多い。学校も、教会も、KGKも。クリスマスの準備もじきに始まるだろう。

あるイベントを企画する時、実はそれにさほど思い入れがない、ということがある。「すごくやりたいわけでも、やりたくないわけでもない」みたいな。プログラムに関するアイディアを訊かれても出てこない。奉仕者になってるから準備してるけど、ホントのところ、大したこだわりはない。誰かが提案してくれれば、とりあえずそれに賛成する。特に反対はない、というか、あまり考えていない。本人は気付かないかもしれないが、こういう態度は容易に他人に伝染し、周りの士気を確実に低下させる。

こんな時、何のためにやるのか?というその目的を思い出してみることには意味がある。そして神様はそのイベントに何を期待しておられるのか?、また、その準備に携わるあなたには何を期待しておられるのか?そんなことをもう一度問い直してみてはどうだろうか。もしかしたら、新たな思いで奉仕に取り組むことが出来るようになるかもしれない。それぞれの行事が主に用いられることを願う。そのために、あなたが今すべきことは何だろうか?
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