『自分を知ろう 〜その1 体調を知る編〜』
成實朝子(東北地区主事)
 初めまして。2002年4月から主事として働くことになった成実朝子と言います。みなさんにお世話になると思いますが、よろしくお願いします。

 「ホームページに載せるから、学生に向けて何かメッセージを書いて欲しい。」と依頼があってから、いろいろと考えてみた。学内活動においても、信仰生活においても、胸を張って伝えることがない私が書くことができるだろうか・・・。それでも何か教訓めいたことを書かなければならないとしたら、『自分を知ること』を提案したい。『自分を知る』といっても、いろいろな面があるが、今回は『自分の体調を知ること』について書くこにとしよう。

 「それは、あなたの職業病でしょ」と言われるかもしれない。でも、自分の体の管理をすることは大切なことで、私たちは意外に自分の限界を知らないのではないかと思わされている。もちろん、自分の判断に頼りすぎてはいけないが、自分の体調を知っておくことは、これからの生活にとって役立つことだと思う。そこで『自分の体調を知り、管理する』ためのポイントを挙げてみよう。

自分のパターンを知る。
・体調が悪くなった場合、前に同じような経験をしたことがなかったか考える。
・その中で、今起こっていることと共通していることを思い出す。
(例:風邪をひくときはまず喉が痛くなる・疲れているときに食べ過ぎると胃が痛くなる)

対応方法を知る。
・その時にどうしたら治ったか、ひどくならずに済んだかを思い出す。
(例:うがいをこまめにしてなるべく早く寝る・食べる量を減らす)

今までのデータを元に行動してみる。
・あるサインが現れたら、早めに2で思い出した対応方法をやってみる。
・その対応方法が正しかったか(つまりひどくならずに済んだか)、を確認する。

行動したデータを加えて、新しく自分の体調を知るために使う。
(それに加えて風邪薬を飲んだ方がいい・全く食べないとかえって調子が悪い)
*さらに、どの段階で病院に行くべきか判断できるとより良い。

 このようなことの繰り返す中で、自分の体調が分かるようになって、どうしたら良いかを判断できるようになっていく。実はこのことは、あえて言葉で言わなくても知らないうちにやっていることかもしれない。けれども、知らなかった人、そしてこれから学内の活動や合宿などで忙しくなるであろうみなさんに、少しは役立つことだと思う(単純だが早く対応して休むことは、早く良くなる秘訣である)。私の場合は、あまりにもサインを早く見つけすぎて、「もうちょっとがんばったら?」と言われそうだが、そのような批判も受け止めたいと思っている。

 皆さんと一緒にKGK運動に参加できることを神様に感謝しつつ。
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