『無題』
田中牧子(関東地区主事)
5月24日〜30日までIFES(国際福音主義学生連盟)のEast Asia Regional Conference (東アジア地区大会)、略してEARC(あーく)がインドネシアのジャカルタで開催される。アジア10数カ国から約500名のクリスチャン学生が集まるこの大会は3〜4年に1度開催されてきたが、今回は2年前にSARSのため開催が中止された後ということもあり、多くの期待と祈りが積まれている。KGKからは全国の学生・卒業生・主事たち約50名が参加予定だ。今までKGKからEARCに参加した多くの学生達はクリスチャンとしての生き方と人生の選択に大きく影響を与える深い主の取り扱いを経験してきた。アジア各国に生きるクリスチャン学生との交わりの中で様々な刺激を受け、日本がこんなにも祈られているという感動と「なぜ自分は今この時代に日本という国に生かされているのか?」とチャレンジを受けてきた。KGKはその運動の初期からIFESの交わりに加えられ、支えらえてきた。日本のために祈って下さる多くのクリスチャンに出会い、世界大の祈りあう交わりに加えられてきた恵みは本当に大きい。
今あなたの学内のDPM、祈り会で世界宣教のための祈りはありますか?ブロックや地区の集会などで集まったとき、他の国の学生伝道の働きのために祈っていますか?大きな学内グループ、大きな集会になって他の国のことを考える余裕ができたから祈る、のではありません。1人でも、数人のグループでもKGK運動の中に世界宣教のための祈りがずっとありました。自分の生活と学内グループのため、自分の地区のため・・と自分が直接関わる範囲にしか、なかなか関心を持てない私達にとって、日々の学内活動の中で世界宣教のために覚えて祈り続けることは簡単ではありません。お互いに意識し続けようと努力しないと、すぐに目の前の祈祷課題だけを祈って忘れてしまうでしょう。それでも、今与えられている交わりの中で、学内で、あなたが今日祈り始めて下さい。
それは私達の知らないところで、他の国の会った事もない、そして地上では会う機会がないかもしれないクリスチャン学生が今日も日本のために祈ってくれているから。そして、あなたが今遣わされている学内が宣教が難しいこの日本という国の伝道の最前線であり、あなたはそこに置かれた宣教師だから。日本が他の国々に祈られているという事実に励まされてきたように、日本の学生に祈られている事に励まされ支えられる学生がいるのです。