『ただ、ひたすら』
吉澤恵一郎(元中四国地区主事)
『ただ、キリストの福音にふさわしく生活しなさい。』(ピリピ1:27 新改訳)
『ひたすらキリストの福音にふさわしい生活を送りなさい。』(フィリピ1:27 新共同訳)
学生時代、同じクラスにインカレの上位常連で国の特別強化指定選手になっている学生がいた。と言っても種目は弓道だったけど。道着で講義を受けていた彼の姿がまだ目に焼きついている。ほとんど話したことは無かったけれど、そして、弓を射る姿は見たことが無かったけれどストイックな振る舞いからは、競技に対する情熱が伝わり、一流選手であることの異常なまでの説得力があった。
私たちが学内でキリストに従っていこうとする姿勢にはどれくらいの説得力があるのだろう?
「バイトがあるから聖研行けねー。」
「レポートがたまってるので休みまーす。」
「夏期学校?行けたら行く。っつーか、たぶん行けない。金ないし、暇じゃないし。」
ふーん。金があって、暇になったらKGK運動をやってもいいよってことかい?その程度なのかい?KGK運動って??その程度だったら、誰も振り返らないよ。ぜんぜん説得力無いもん。
学生として、「ただ、ひたすらキリストの福音にふさわしい生活をする」とはどんなことだろう?ただ、ひたすら考えてみよう。ただ、ひたすらキリストの福音にふさわしく生活するために。