『ステージは学内』
吉澤恵一郎(元中四国地区主事)
 ゴールデンウィークも終わり、新入生諸君には、いよいよ本格的な学生生活のスタートという時期だと思う。この時期にKGKのホームページにアクセスしてくださった新入生は、おそらく、すでに、信仰を持って大学に入学されたという人がほとんどではないだろうか?

 新入生たちの中には、志望校に見事入学したという人もいるであろう。第一希望が叶わなかったが、第二希望なので、ほぼ満足と受けとめている人もいれば、「こんな学校に来る気はなかった。」と仮面浪人を企てている人がいるかもしれない。同じ学校の新入生であっても心境は千差万別である。

 しかし、受験のためにお祈りをしたという共通項があるであろう。「そんなに祈ったかな?」とつぶやいている君。君の教会の人たちがどれだけ祈ってくださったか、聞いてみるといい。君たちは、祈りの結果として、今、そのキャンパスに立っているのだ。神様の導きの中で、君はその学校に入学したのだ。

 「何のため?」それは、君が専攻した学科を通じて神様の摂理を学ぶため。そして、同じ時代を生きる学友に、君を導いてくださった神様を証するために。そして、そのステージは「学内」なのだ。

 神様が君に学び、出会い、交わりの場として「学内」を与えてくださったことには、どんな意味があるだろう?何をするべきだろう?そして、「学内活動」にこだわるKGKのホームページにアクセスしていることは単なる偶然なのだろうか?
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