『新しい地に踏み出せ』
安藤理恵子(元総主事・元関東地区主事)
4月は、誰もが新しい環境に向かうとき。桜が散って、ややうらぶれて、さびしくなったり不安になったりするのはよくあること。しかしそんな雰囲気には乗せられずに、気を引き締めて新年度をキリスト者として踏み出そう。
1.「私はクリスチャン」と早めに自己紹介しよう
初めての人や仲間の中では、必ず4月中に自己紹介のときがある。そのときに、やや場違いであっても早めに自分がクリスチャンであることを表明しよう。胸を張ってクリスチャン宣言できない自分であるならば、それに恥じ入りながら、宣言だけはしなさい。形式的にであってもあなたの立ち位置を公にしておくことは、あなたの生活に無言の規制を自らかけることになる。それがいやなら、はじめからクリスチャンであることをやめることだ。
2.食前の感謝の祈りをちゃんとしよう
仲間と一緒に食事をするときに祈る姿勢をとる勇気をもちなさい。短くても頭をたれて祈る姿に違和感を覚えて笑う人もいるだろうが、人目を恐れない信仰者に敬意を払う人もいる。祈りは人に見せるためのものではないが、人目を恥じて主との交わりを避けるくらいなら、きっぱり祈りの姿勢を取る方がよい。その際食事を作ってくれた人が目の前にいるなら、神に感謝するとともにその人に感謝を表現しよう。
3.日曜日は礼拝の日であることを公言しよう
バイトも試合もデートも、日曜日には入れないようにしよう。「なぜ?誰かと約束があるの?」と問われたら、「神に礼拝をささげるので」とさらりと答えよう。そして日曜の礼拝には、鬱であっても気が乗らなくても眠くても、とにかく体を運ぼう。弱々しくなったあなたのたましいにこそ、神の声は鋭く豊かに響くはずだ。
4.アルコールに対する態度に一貫性を持とう
お酒を飲まないことにしている人は、飲み会の席で「クリスチャンとして〜と考えるので飲まない」と理由を説明できるようにしておこう。そして酔わないと本音をしゃべれないという人たちと、正気のときに本音トークをしよう。
クリスチャンとしてお酒を飲むことにしている人は、そのときの姿や言動がキリストの名を汚すものにならないように注意しなさい。
5.全生活を再吟味しよう
あなたがクリスチャン表明をすればするほど、回りの人の目はひそかに厳しくなる。異性へのことばやノリ、デートの持っていき方、コンビニで読む本、授業の態度、バイトの姿、弱い人への視線、親との仲…。ここであまりの面倒くささに開き直ってはならない。踏みとどまって考えなさい。あなたがその程度の生活をしているのはなぜだ。キリストに人生をささげようと思えないのはなぜだ。二重三重の顔を入れ替える生活を続けているのはなぜなんだ???
「…賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。」エペ:15-16
新学期、もう一度初心に返って聖書をはじめから読み直しなさい。神はあなたに呼びかける。
もっと献身しなさい。そしてもっと祝福されなさい。そのためにもっと悔い改めなさい。