●闇に輝く偉大な光 塚本良樹(関東地区主事) |
アドベントの季節をいかがお過ごしでしょうか。私たち主事にとっては忙しい時期ですが、同時に心躍る季節でもあります。たくさんの新しい出会い、特にクリスチャンではない学生達との出会いが備えられているからです。
今年もいくつかの学内でクリスマス会がありました。お昼休みと3限を利用してもたれたクリスマス会に4名のメンバーが友人を誘い、なんと20名以上が参加してくれたという学校もありました。彼らが友達に信頼され、愛されているのだということがよく分かり、嬉しくなりました。ある学内では、伝道の学びもして、がんばって誘ってはみたけれど、一人も友人が来ることができず、悔しさと、またこれからへの祈りに満ちた会となったこともありました。そうやって誘ったことや祈ったことが、実を結ぶときが来るということに期待しています。
クリスマスは、一般の学生たちが最も教会やKGKの交わりに来やすい時期だと思います。この季節にまことの希望を伝えたいという強い願いが学生たちにあります。そんな彼らにいつも言っているのは、「希望とは何か」ということを紙に書いてみてはどうか、ということです。書いてみると、いかに自分が分かっていないかに気づいたり、あるいは逆にこの希望がいかに偉大なものかが分かったりするものです。それによって、この希望をシンプルに(長々話してしまうものです)、しかし本質をずらすことなく伝えることができるようになるのです。 希望とは、期待できるということです。明るい見通しをもつことができるということです。暗い時代と言われて久しいですが、その中でも光り輝く希望を、偉大な光であるイエス・キリストを宣言する交わりを今日もあきらめずに建て上げていきたいと思わされます。
「暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」
マタイ4:16(新改訳)