『春の新作』
吉澤 慎也(関東地区主事)

週末の新聞折込チラシ。某有名服飾店の広告見出しにチラッと目をやる。

春の新作

 早いよ。まだ冬真っ盛りじゃん。こんな寒いうちから春物買う人なんかいるのかね。
 でも、お店に並ぶってことは、買う人がいるのか。いや、買う人がいるから売りに出されるわけでもなく、むしろ服屋が売りに出すから買う人がいるのかもしれない。一体どっちが先なんだろう。こういうのを、鶏と卵の何とかっていうのかね。ま、どっちだっていいけど。

 春の新作。
 春はまだまだ先なのか、もうすぐそこまで来ているのか、それはわからない。ただ確実にやってくる春に向けて、今から準備を始めることには意味がある。
 在校生は、新しいメンバーが与えられるように。新勧&新歓活動のために。
 卒業生は、新しく遣わされる地において、主を証しできるように。
 今から祈り始めても、決して早過ぎることはない。新年度の働きのために祈り備えよう。やがて春がくる。


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