●『ほんの少しだけ』 吉澤 恵一郎(中四国地区主事) |
相変わらず、バイトばかりして聖研に来ない学生がいる。サークルをいくつもかけ持ちしていて聖研に来ない学生がいる。何もしていないのに聖研に来ない学生がいる。主事はかなり不愉快だが学生たちは寛容である。
「彼はマイペースだからね。」
「あの人ってマイペースよね。」
ちょっと待った!マイペースってなんだ?マイペースってそんなに説得力があるわけ??
「私は自分のからだを打ちたたいて従わせます。それは、私がほかの人に宣べ伝えておきながら、自分自身が失格者になるようなことのないためです。」 Tコリント9:27
パウロは、決してマイペースに主に従ったのではない。自分のからだを打ちたたいて従わせたのだという。
アブラハムは、75歳で父の家を出たが、それをマイペースという老人なんて見たことがない。モーセはマイペースゆえに40年間身を潜め、80歳になって立ち上がったとでも言うのだろうか?
なにより、主イエスの生涯がマイペースだったとはとても思えない。
マイペースという、肯定的な言葉の響きにだまされてはいけない。私ではない、神のことばに従うバイブルペースこそ、私たちが目指すべき歩みなのだ。
さて、今日の聖研、どうする?